パース教育事情 – 4歳児編

4歳児の選択肢

  1. 現地幼稚園(公立校、こちらでは略してkindyとよびます)
  2. 現地幼稚園(私立校、呼び名は同じくkindyです)
  3. 現地保育所(こちらではchildcareまたはdaycareとよびます)
  4. ファミリーデイケア
  5. プレイグループ(母子ともに参加する育児サークル)

 

≪4歳児以下は義務教育ではない≫

6月30日までに4歳になるお子さんは、その年の12月まで幼稚園(kindy)に通うことができるはずですが、パースの幼稚園は義務教育ではないため、定員数の関係やお子さんの語学力を理由に入園を断られることがあります。特にパース市内に近い幼稚園は前年の入園申込み期限をもって定員一杯となる所が多い様で、年度途中でパースに転居した場合には入園が難しいこともあるようです。

 

7月以降に4歳になるお子さんは、その年の12月まではプレ幼稚園に通える年齢ですが、プレ幼稚園は地元で人気が高く年度途中からの入園は難しい状況です(プレ幼稚園の人気が高い理由は、公立校にプレ幼稚園がないために、志願者が私立校に集中するからです。詳細はプレ幼稚園の欄をご参照ください)。

 

≪入園手続きなど≫

公立幼稚園は前年6月末までに入園申込書を提出して申し込みます。申込書その他幼稚園情報は、基本的には小学校と同じウエブサイトに掲載されています(但しホームページが開設されていない公立校もあります)。幼稚園情報についてはKindergarten、あるいはearly childhoodと記載されていることがあります。

 

毎年6月末が翌年の入園申込みの期限ですので、パースへ転居する年に3歳になるお子さんがおられる場合は、可能な範囲で6月末までに不動産の賃貸借契約を締結しパースでの住所を確定させて、引っ越し先の地域の公立幼稚園へ入園申込みを済ませておかれれば、翌年の公立幼稚園の枠が確保できて安心です。

 

≪就学時間≫

公立幼稚園の就学時間は週あたり15時間です。週2日登校する週と、週3日登校する週が交互であるケースや、また、週2日半(3日目は半日)登校するケースなどがあります。それぞれ午前9時頃から午後3時頃の就学です。私立幼稚園の就学時間は学校により様々で、午前中のみの学校もあれば終日の学校もあります。

 

≪教育内容・教育スタイル≫

授業内容もクラスの雰囲気も先生や学校の方針によって大きく異なりますので事前によく見学されることをお勧めします。例えば、3歳から5歳まで同じクラスで勉強をする私立校もあります。また、教室に生徒全員分の椅子がなく、大半を床に座って授業を受けるスタイルの学校もあります。

 

≪幼稚園に持参するもの≫

水筒、昼食用お弁当、着替え、モーニングテイー(朝のおやつ)の果物。

 

パースの学校では、朝学校に登校してからお昼ご飯までの間にモーニングテイーという軽食の時間があります。生徒それぞれが果物を1つずつ持参し、その持参した果物を先生またはボランテイアでお手伝いに入っている親が全員分カットして午前10時30分頃に皆でそろって頂きます。チーズ・ポップコーン・クラッカー・ドライレーズンなどをモーニングテイーとして持参する子供もいますが、一方で果物以外の食べ物の持参をモーニングテイーとして禁止している学校もあります。素手で食べる幼稚園が多く、また椅子ではなく床に座って食べる幼稚園もあります。お昼ごはんは各自が持参するお弁当(現地の子供のほとんどはサンドイッチ)を食べます。

 

≪学費≫

日本人学校およびインターナショナルスクールに4歳児対象クラスはありません。

公立校の学費は、永住者およびオーストラリア国籍保有者は無料、その他のビザ保有者はビザの種類別に異なる学費を請求されます。詳細は、Government of Western Australia内の機関であるETI(Education and Training International)が運営するウエブサイトにてご確認ください。

http://www.eti.wa.edu.au/

私立校は学校により様々です。

尚、学費は年々上がります。

 

≪保育所・ファミリーデイケア≫

パースの幼稚園での就学時間が短いため、就学を補うために保育所やファミリーデイケア(日本の保育ママ制度に類似する制度で保育者の自宅で子供を複数人預かるシステム)を利用する家庭もあります。パースの保育所やファミリーデイケアは、日本と異なり、いわゆる「保育に欠ける」児童に限定された施設ではありません。したがって、保護者が就労している、保護者が介護をしているなどの理由がなくても、空きがあれば利用することができます。

 

≪保育料≫

子供の月齢によって変わりますが、1日あたりの保育料は約80ドルから140ドルほど(1日あたり約7,200円から12,600円ほど)です。週1日から利用可能な保育園もありますが、一方で週2日以上預けることが条件の保育園もあります。保育料は年々上がります。一般的には保育園で昼食もおやつも用意されますので、保育料に食事代が含まれています。(幼稚園にはお弁当を持参しますので、給食はありません。)

 

永住者およびオーストラリア国籍保有者には、保育料の一部がCentrelinkから返金されます。詳細は以下の通りです。

Centrelink Childcare Rebate

http://www.humanservices.gov.au/customer/services/centrelink/child-care-rebate

 

≪保育時間≫

保護者が就労する家庭も利用できるように、午前7時頃から午後6時頃までの預かり保育が一般的ですが、営業時間の一部の時間帯だけ預けることが可能です。

 

≪ウエイテイング≫

パースの幼稚園・保育所・ファミリーデイケアは通常定員一杯ですのでウエイテイングリストに名前を連ねることになります。ウエイテイングリストに名前をのせる時点で申込費(50~100ドル、4,500円~9,000円)を請求するところもあります。

 

≪プレイグループ≫

オーストラリアには未就学児を集めて遊ぶ育児サークルのようなグループが地域ごとに形成されています。未就学児(プレ小学校にあがるまでの子供)とその保護者が週1回2時間ほど集まり、このようなグループを通じて交友関係を広げています。どの地域にどのようなプレイグループが存在しているか、何曜日の何時から集まっているか等の情報がデータベース化され、ウエブサイトで検索することができます。

 

西豪州内の多くのプレイグループ情報が蓄積されているPlaygroup WAのウエブサイト

http://playgroupwa.com.au/

 

パース近郊の日本人プレイグループ一覧(当会ホームページ内)

http://nijinokai.com.au/katsudo/playgrou/pg3/

 

複数のプレイグループを掛け持ちし、週に何カ所かのグループに参加する家庭もあります。1グループあたりの参加費用は、年120~150ドル、会費(保険)として別途30ドル程度です。会費(保険)は上がる傾向にあります。

 

≪プレイグループの意義≫

日本人プレイグループはパースで子育てをするのにあたり、同じ日本人のお子さんを持つ方々と交流を深め、情報交換をするのにとても有益な場といえるでしょう。多くの方と子供たちの学校や、習い事、子育てに関する様々な意見を交わすことが出来ます。また、新しい土地へ引っ越し、人との繋がりを失いがちな日本人の親御さんたち、更に子供たちにとっても、お友達を増やすことの出来る貴重な環境です。現地のプレイグループも、自らの居住地区内の学校、幼稚園についてや、その他の様々な情報を交換したり、子供の身近な遊び相手となる交友関係を広げるのにとても良い場所です。

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