パースで人間ドック?

虹の会会員S.O.さん 著

2001年12月

 

日本では毎年会社から半ば強制的に人間ドックで身体のチェックをしていたのですがここオーストラリアに住んでからは、そのようなチェックはないものと諦めていたとろCen tral City Medical Centre (日本語医療センター)で同じようなチェックをやってくれると聞き早速夫婦で行って来ました。

まず、最初に何故オーストラリアでは“人間ドック”というシステムがないのかと聞いたところオーストラリアでは基本的に「予防」よりも「治療」に重点が置かれている為、身体全体のOverhaul(日本語での人間ドックの意味)を病院が定期的に行うというのは定着せず、おかしいと思われた部分を患者さん自身の自己申告により行う、つまり治療医療が基本だとの事でした。

さらに日本の人間ドックというのは会社側の強い意志で社員が不承不承やらされ必ずしも本人の強い意志でやってきたのではなかったように思い、ここでも日本とオーストラリアの医療に対する考え方の違いが浮き彫りにされているようです。

いずれにせよ、最近オーストラリアに住む日本人からの希望が出てきたので、ここPerthでも人間ドック(日本語医療センターでは“Executive Medical”と呼んでいます)を始めたとの事です。 では、以下に詳細を説明します。

 値段 $365+36.50(GST)=401.50/1人当り。予防ですから保険はききません。

 時間 約2時間

 検査項目

身長、体重、脈拍、視力検査、耳の検査、聴力検査、鼓膜の振動を見る検査、尿検査、心肺機能検査、肺活量測定、筋肉骨格検査、 皮膚検査、 胃腸検査、前立腺・乳房検査、 負荷心電図、 病理(コレステロール、脂肪値、血液検査、電解質、尿酸、ブドウ糖)、脂質代謝検査(総コレステロール、HDL,LDL,中性脂肪、ナトリウム、カリウム)、腎機能、電解質検査 (塩化物、尿素、クレアチニン)、前立腺特異抗原(ビリルビン、ALP)、肝機能(ALP,蛋白、アルブミン)、腎機能(尿酸)、血球数、大便検査、肺機能。

 

日本の人間ドックと少し異なる点は、

日本では超音波検査による胆のう、肝臓、腎臓のチェックがありますが上記の肝機能検査で十分だとの事で行われません。

日本の肝機能検査ではGOT,GPT,LDH,α-GTPの検査がありますが、これも上記肝機能検査で十分だとの事。もしここで異常が見つかればさらにテストするとの事。

筋肉骨格検査と皮膚検査は日本ではやりませんが、オーストラリアでは検査という意味ではなくAssessment(評価基準)としてやるようです。なお、検査の初めから終わりまで日本人通訳者がついてくれています(1時間$75)ので、何かと心強いです。又、検査結果は後日詳細なレポートが郵送されます。

検査料が高いという考え方も、日本に帰国してまで検査するよりは安いという考え方もあるでしょうから、皆さんのご判断にお任せします。

 

 

 

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