パース教育事情 – 5歳児編

 

≪義務教育≫

西オーストラリア州では、日本の幼稚園年長にあたる5歳児童クラス「Pre-primary」から義務教育がスタートします。西オーストラリア州の幼稚園・小学校は、1月末に新学年がはじまり、4学期制で、最終学期は12月に終了します。
Pre-primaryの学生は、年度の初めの週から週5日、終日(8時45分頃から3時頃まで)学校に通う生活がはじまります。学校により開始時間と終了時間は若干前後します。モーニングティが10時45分頃から30分~45分間、昼食は12時30分頃から30分~45分間ほどです。学年があがれば休憩時間は短くなります。
各家庭で制服(帽子含む)と学校鞄・図書鞄を購入し、制服を着て登校します。

≪入学時の年齢≫

6月30日までに5歳になる児童は、その年の新学期(1月末)からPre-primaryに入学することができます。7月以降の誕生日であれば、その翌年の新学期(7月が誕生日の児童であれば5歳6か月となる年の1学期)からPre-primaryに入学します。

ただし、児童の語学力によっては、Intensive English Centreのある学校を推薦されることもあります。Intensive English Centreは、英語が第一言語ではない児童のためのセンターです。州政府による無償バス送迎サービスが提供されるセンターもあります。

≪保護者の付き添い≫

一般的に、Pre-primaryでは、保護者が児童を教室まで連れて行き、教師に直接引き渡すことが求められます。学年があがれば、保護者が生徒を教師に直接引き渡すことは求められなくなり、保護者が付き添うことなく、各自が徒歩や自転車で通学する姿がみられるようになります。
仕事や病気などの理由で保護者が送迎ができず、同級生の保護者などに依頼するケースもありますが、Pre-primaryでは、事前に担任教員にその旨を伝える必要があります。

≪西オーストラリア州のカリキュラム≫

カリキュラムは、以下のサイトに掲載されています。
k10outline – Western Australian Curriculum (scsa.wa.edu.au)
≪保護者説明会≫
新学年の始まる前、あるいは、新学期の早い段階で、担任の教師による保護者説明会が開催されます。

≪教室のレイアウト≫

Pre-primaryから義務教育がスタートしますが、教室のレイアウトは幼稚園と同様に、児童の作品が多く飾られ、色あざやかなポスターなどが掲示されています。遊びやゲームを通じた学びが推奨されており、教室には知的玩具なども置かれています。

≪クラス人数≫

Pre-primary用に幼児用トイレとキッチンが併設された教室(Purpose built early childhood classroom)であれば1クラス27名までとされており、そうでない教室であれば1クラス25名までと規定されています。

≪アシスタント≫

Pre-primaryクラスには、教員のほかアシスタントが1名(学校やクラスによっては1名以上)つきます。アシスタントは教員の補佐係で、授業を円滑にすすめるため、助手の役割を果たします。

≪図書≫

週に1度、図書の時間が設けられている学校が多く、児童は学内の図書室から本を借ります。学校指定の図書鞄を使用するように求められる学校もあります。

≪アセスメント≫

1学期のうちに、担任教員により、それぞれの児童のLiteracyとNumeracyのアセスメントがあります。これは、担任教員が児童全員の読み書きと算数のレベルを知り、それぞれの児童にあった指導方法や教材をとりいれるためです。西オーストラリア州には、日本の学校のような、指定教科書がありません。教員はカリキュラムにしたがって授業をすすめますが、どのように教えるか、また、どの教材を使用するかについては、それぞれの学校が選択するメソッドや担任教員の裁量にゆだねられています。

≪行事≫

学校によって以下のような年間行事が企画されます。
・ハーモニーディ
・アンザックディサービス
・母の日
・ダンスコンサート
・パジャマディ
・父の日
・グランドペアレンツディ
・ブックウィーク
・体育祭
・クリスマス会(年度末パーティー)

年に1~2度、それぞれのクラスが、全校集会(アッセンブリー)で、歌や劇をする機会が与えられます。保護者はその全校集会に招待され、児童の様子をみることができます。
また、勉強に積極的にとりくむ姿勢、好奇心をもってクラスのディスカッションに参加する態度などを促進するために、メリット・サーテイフィケート(エクセレンス・アワード)という形で、校長や副校長が模範的な児童を表彰することがあります。受賞する場合は、学校側から事前に児童の保護者に連絡がされますので、保護者は表彰の場(アッセンブリー)に参列することができます。

≪保護者の関与・ボランティア≫

学校によって、保護者が午前中の1時間程度、クラスにボランティアとして参加する機会があります。ボランティアの内容は、児童の音読を聞く、簡単な算数アクティビィの補助をする、児童のアートを手伝う、学期末や年度末にクラスルームの片付けをするなどです。また、遠足やスポーツイベントの付き添いボランティアが募集されることもあります。保護者会はP&Cとよばれ、ボランティアで形成されています。

≪保護者面談≫

1学期~2学期の間に、担任教員と保護者との面談があります。面談時間は約10分から15分、学校での様子やその年度の目標などの話があります。

 

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